帝一の國に魅せられて

子どもの頃はよく漫画を買っていましたが、最近はついぞ買わなくなりました。

お話が長くなると読めないんですよね。

漫画を読むのにも体力を使うと最近気付きました。

 

特に漫画は、絵と文字の両方から情報が入ってきます。

字だけの本より、かえってエネルギーを使うんじゃないでしょうか。

 

そんな中、漫画離れをしてたんですが、『帝一の國』を見つけてしまいました。

帝一の國 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

久しぶりに全巻大人買いしてしました。

 

女子高生に殺されたい』『人間失格』で古谷兎丸さんに興味を持って、作品リストを見ていたら、映画化された『帝一の國』の作者と知って、試し読み。

 

エリート男子高で繰り広げられる、生徒会をめぐる権謀術数の限りを尽くした選挙戦

 

お・・・面白い。

中村明日美子さんが好きな私に、この耽美な絵はストライク!

特に「口」がいいですね。色気があります。

 

程よいBL感が嫌味じゃなく、笑える爽やかな範囲に収めているのがうまいです。

男子校のわちゃわちゃ感ってこんな感じなのかなぁと思ってしまいます。

また、巻末の番外編でキャラクターの背景が補完されていって、本編並みに読み応えがあります。

 

お気に入りは、森園君と京ちゃん。

森園君の番外編エピソード「井の中の蛙大海を知らず・・・」は、彼の勝負への執着心と、裏腹な勝負所での淡白さの由来が語られて思わず涙がこぼれました。

そして、京ちゃんの投票用紙には爆笑です。ネタバレになるので、画像は自粛。

 

それぞれ、どんな大人になるかなぁなんて考えながら最後は読んでいました。

特に、大鷹弾君はどうなるんでしょう。

まぁ仕事面は立派な人になっているだろうから、個人的には礼子先生とくっついてくれるといいなぁなんて思っています。

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